トワイライトへようこそ。 †ここはカードゲームやデジタルイラストを愛でる管理人「赤烏(せきう)」のブログです。 †ご意見・ご相談はtwiwrightblog★yahoo.co.jp までお気軽にメールで。
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以下、かなりてきとーに喋ってます。
どういうカードを作ればどういう環境が生まれるか、ということを把握できてきた経営側は、カードスペックに落差をつけ始める。
ひとつのエキスパンション内に当たり外れのひどい落差が見られるのは、この行為の結果。例えばDM-39においては、当たりレアとされる
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》
《超時空ストーム G・XX》
《大神砕グレイトフル・ライフ》
《時空の支配者ディアボロス Z》
《超次元ガード・ホール》
以外のカードは、メタゲームで活躍したとは言い難い。他はせいぜい《陰陽の舞》が一部の墓地進化速攻で考慮された程度だったが、経営側としてはDM-39発売後すぐ殿堂制度によって黒緑墓地進化を封じ込める予定だったので、問題はないといえる。
《時空の剣士 GENJI・XX》+《G・アイニー》等も専用デッキとして登場するにはしたが、子供騙しに終わるレベルだった。この程度の進歩しかできないことも経営側は想定済みなのだろう。《怪力ネムノキ》等、見て分かる通りかなりの落差が生じたエキスパンションだった。
このように、ごく一部のカードに極端なカードパワーが与えられる場合、経営側がその時代のメタゲームを操作しようとしている意図が伺える。数多の可能性という名前の目眩ましに混じって、強力なメタカードを収録する。
こういった行動はエキスパンションの最終弾に多く見られる。メタゲーム操作が済めば、殿堂制度または新たなカードプールの水増しによって以前の環境を否定すれば、また新たなゲーム性が生まれるだろうからだ。
「エキスパンション最終弾」に大味なカードが見られるのはそのため。良くも悪くも、メタゲームをごまかしごまかし手入れしている。そして、「新シリーズ」でそれまでの環境を否定するカードを登場させ、トップメタが安定しないように操作する。《死神の戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》はその実験だったと考えられるかもしれない。
さらに、「新シリーズ」で新しい可能性を秘めたカードをある程度ばら撒き、その時点でどのようなデッキが流行るかはプレイヤーに任せてしまう。このことも重要で、やはりデザイン元だけでは予測しきれない着想などがないとは言い切れないため、多少の様子見は必要になってくるのだ。「エピソード1 ファースト・コンタクト」はそういった意味で、かりそめの可能性の塊といえるだろう。
『どれが当たりでどれがハズレか』を理解したうえでカードをデザインする段階に入った経営側の次の仕事は、有力なカードとしてデザインしたアイテムの再録。
その本性を、経営側は「デッキビルダーDX」で大いに露にしたといえる。今の環境で何が必要かを分かっているし、メタ性能が薄く少しばかりロマンを含むカードの収録も忘れない。《ガイアール・カイザー》《爆竜 GENJI・XX》が飛んでいる環境で、進化クリーチャーである《クリスタル・ランサー》が何をしてくれるというのか。確かに《貪欲バリバリ・パックンガー》はすり抜けられるだろうが、殴られて死ぬ点では同じ。
《超次元シューティング・ホール》の再録は3度目だ。シューティングホールが手に入りづらいと《ガイアール・カイザー》を使ったデッキを構築することに諦めを抱くプレイヤーもいただろうが、ここで一気に入手しやすくなった。これなら、デッキビルダーDXの恩恵に肖ろうと思えてしまう。加えてゴールデンリストによる再録禁止発表により、エピソード1の売れ行きを伸ばそうと画策したのである。
メタをバランスよく操作するため、ハンター・エディションだけでは有力なカードは揃わない。《火焔タイガーグレンオー》がエイリアン・エディションに収録されているのは明らかに意図的だ、とまで考えてしまってもいいんじゃないか、とまで思えてくる。《ガイアール・カイザー》を出すためのシューティングホール入手のためハンター・エディションを購入したが、他が少し物足りないのでエイリアン・エディションを買うことも視野に入れたい……と話す友人もいた。
批判ではなく推測。
経営側はこーこーこういうことがやりたいんじゃないかなあ、と少し考えてしまった。
カードゲーム販売戦法の行き着く先は遊戯王であり、カードゲームのメタ環境の成れの果てはマジック:ザ・ギャザリングなのだろうか。
『いろんなデッキタイプに、すべて等しい可能性を』。と言いたくもなるけれど、プレイヤーみんなが憧れるほど強いデッキタイプを生み出すことも、商売としてはやはり必要なのだと感じた。夢だけじゃなく、金と頭脳で商品というものは動いているのである。ただでさえ「遊戯王デュエルモンスターズOCG」「デュエル・マスターズ」「バトルスピリッツ」「カードファイト ヴァンガード!!」「ヴァイス・シュヴァルツ」等々がカードゲーム商戦を盛り上げている時代。そろそろ「デュエル・マスターズ」という作品も、本腰を入れて「商戦メタ」に踏み込もうとしているのかも。
…しれないですね。
どういうカードを作ればどういう環境が生まれるか、ということを把握できてきた経営側は、カードスペックに落差をつけ始める。
ひとつのエキスパンション内に当たり外れのひどい落差が見られるのは、この行為の結果。例えばDM-39においては、当たりレアとされる
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》
《超時空ストーム G・XX》
《大神砕グレイトフル・ライフ》
《時空の支配者ディアボロス Z》
《超次元ガード・ホール》
以外のカードは、メタゲームで活躍したとは言い難い。他はせいぜい《陰陽の舞》が一部の墓地進化速攻で考慮された程度だったが、経営側としてはDM-39発売後すぐ殿堂制度によって黒緑墓地進化を封じ込める予定だったので、問題はないといえる。
《時空の剣士 GENJI・XX》+《G・アイニー》等も専用デッキとして登場するにはしたが、子供騙しに終わるレベルだった。この程度の進歩しかできないことも経営側は想定済みなのだろう。《怪力ネムノキ》等、見て分かる通りかなりの落差が生じたエキスパンションだった。
このように、ごく一部のカードに極端なカードパワーが与えられる場合、経営側がその時代のメタゲームを操作しようとしている意図が伺える。数多の可能性という名前の目眩ましに混じって、強力なメタカードを収録する。
こういった行動はエキスパンションの最終弾に多く見られる。メタゲーム操作が済めば、殿堂制度または新たなカードプールの水増しによって以前の環境を否定すれば、また新たなゲーム性が生まれるだろうからだ。
「エキスパンション最終弾」に大味なカードが見られるのはそのため。良くも悪くも、メタゲームをごまかしごまかし手入れしている。そして、「新シリーズ」でそれまでの環境を否定するカードを登場させ、トップメタが安定しないように操作する。《死神の戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》はその実験だったと考えられるかもしれない。
さらに、「新シリーズ」で新しい可能性を秘めたカードをある程度ばら撒き、その時点でどのようなデッキが流行るかはプレイヤーに任せてしまう。このことも重要で、やはりデザイン元だけでは予測しきれない着想などがないとは言い切れないため、多少の様子見は必要になってくるのだ。「エピソード1 ファースト・コンタクト」はそういった意味で、かりそめの可能性の塊といえるだろう。
『どれが当たりでどれがハズレか』を理解したうえでカードをデザインする段階に入った経営側の次の仕事は、有力なカードとしてデザインしたアイテムの再録。
その本性を、経営側は「デッキビルダーDX」で大いに露にしたといえる。今の環境で何が必要かを分かっているし、メタ性能が薄く少しばかりロマンを含むカードの収録も忘れない。《ガイアール・カイザー》《爆竜 GENJI・XX》が飛んでいる環境で、進化クリーチャーである《クリスタル・ランサー》が何をしてくれるというのか。確かに《貪欲バリバリ・パックンガー》はすり抜けられるだろうが、殴られて死ぬ点では同じ。
《超次元シューティング・ホール》の再録は3度目だ。シューティングホールが手に入りづらいと《ガイアール・カイザー》を使ったデッキを構築することに諦めを抱くプレイヤーもいただろうが、ここで一気に入手しやすくなった。これなら、デッキビルダーDXの恩恵に肖ろうと思えてしまう。加えてゴールデンリストによる再録禁止発表により、エピソード1の売れ行きを伸ばそうと画策したのである。
メタをバランスよく操作するため、ハンター・エディションだけでは有力なカードは揃わない。《火焔タイガーグレンオー》がエイリアン・エディションに収録されているのは明らかに意図的だ、とまで考えてしまってもいいんじゃないか、とまで思えてくる。《ガイアール・カイザー》を出すためのシューティングホール入手のためハンター・エディションを購入したが、他が少し物足りないのでエイリアン・エディションを買うことも視野に入れたい……と話す友人もいた。
批判ではなく推測。
経営側はこーこーこういうことがやりたいんじゃないかなあ、と少し考えてしまった。
カードゲーム販売戦法の行き着く先は遊戯王であり、カードゲームのメタ環境の成れの果てはマジック:ザ・ギャザリングなのだろうか。
『いろんなデッキタイプに、すべて等しい可能性を』。と言いたくもなるけれど、プレイヤーみんなが憧れるほど強いデッキタイプを生み出すことも、商売としてはやはり必要なのだと感じた。夢だけじゃなく、金と頭脳で商品というものは動いているのである。ただでさえ「遊戯王デュエルモンスターズOCG」「デュエル・マスターズ」「バトルスピリッツ」「カードファイト ヴァンガード!!」「ヴァイス・シュヴァルツ」等々がカードゲーム商戦を盛り上げている時代。そろそろ「デュエル・マスターズ」という作品も、本腰を入れて「商戦メタ」に踏み込もうとしているのかも。
…しれないですね。
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